伏図上に各部材ごとの明細表ページNOを表示する事もできます。
C 複雑な計算を行っているところでは計算式を出力します。
D 区切りの良いところでページ換えを行い、明細を見やすくしています。
このうち A について補足します。
上図の例で2B1はヶ所数が×4となっていますが、ここで型枠に注目して下さい。
12.88平方メートルと9.27平方メートルのものがそれぞれ2ヶ所ずつ印刷されています。
これは同じ2B1でも型枠 面積だけ異なっているものがあることを意味します。
梁に接続するスラブで厚さの違うものがあるためです。
計算式を見てみましょう。
一番目の式は、小梁の両サイドに厚さ13cmのスラブが接していることを示しています。
二番目の式の小梁は、片方の側面に13cm、もう片方に45cm厚(ハンチつき)のスラブが接続しています。
このように「ヶ所数」を出すと言っても、コンクリート、型枠、鉄筋の全ての寸法が、
まったく同じということはめったにありません。
そのため上図の例の場合、融通のきかないプログラムで拾い出すと、
型枠面積の違う小梁は別々に印刷してしまうでしょう。
4ヶ所とも異なれば4台の小梁それぞれについて明細を印刷します。
つまり鉄筋の明細に関してはまったく同じもの(6行分)が4度印刷されてしまうことになります。
『夢』の明細表は先に述べたように、融通のきいた「ヶ所数出し」を行っていますので、
コンパクトで分かり易いものになっているのです。
土工事 |
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数量計算の根拠が非常に分かりにくいため、 |
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公共工事等の提出資料には、使えません。 |
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