老妻が 作る手料理 酒に合う  長茂

ハーリーの 鉦の音澄んで 皐月晴れ   長茂

新緑に 萌え溢れたり 山原路    長茂

うりずんの 季節となりぬ 落ち葉掃く   長茂


あれもまだ これもまだでも もう師走   くふぁちぶるー

年内に やってしまおと 気が焦り   くふぁちぶるー

クリスマス 40男に サンタ来る   くふぁちぶるー


ウォーキング 手軽で楽しい 体力つくり   望み遙か

大謝名へ 進む道程(みちのり) 一歩から   望み遙か

歩くほど 穂花の揺れる 帰り道   望み遙か

おばさんに 抜かれて悔し マイペース   望み遙か

たどり着き のどを潤す オリオンビール   望み遙か


緑なす森の力が迫りくる   佐藤かほる

若葉から青葉にかわり五月雨や   佐藤かほる

桃色に染まりし川面春爛漫   佐藤かほる
(弘前城に花見に行ったとき)

淡雪や踊る姿は春のせい   佐藤かほる
(東北は春間近になっても雪が多かった)

陽の光段平雪のはかなさよ   佐藤かほる

あでやかに闇夜に浮かぶ白木蓮   佐藤かほる

さびいしいね誰もわからぬ親心   富太

年末の無精ひげに白を見る   SACCY

分権の個性の世紀今始まる   SACCY

ふるさとの世紀始めのムーチィービーサ   SACCY

普天間(神宮)の神が言うには末が吉   SACCY

迎春の友が画像の返信メール   SACCY

髭を剃り世紀始めのタイ結ぶ   SACCY

これまでの無礼をわびて新世紀   SACCY

本年もヨロシクねって君の笑み   SACCY

新たなる時代を迎え初志確認   SACCY

微力だが時代を創る我になりたい   SACCY

明日やるさそんなこんなで歳を取り   くふぁちぶるー

すみませんここのところが難しく   くふぁちぶるー

咲いてから あそこにもある 桜かな   周而

あの人の 街へも届け 花筏   周而

頬撫でる 風の香りや 山笑う   周而

光追う 菜種のホウキ 五月闇   周而

さなぼりの 畦にも白き 花茨   周而

雉鳴いて 山は緑か 紫か   周而

あの雨を しばし呼ぶなよ カイツブリ   周而

矢の如く 滑り去り行く 落葉舟   周而

黄金波 寄せては返す 群雀   周而

チチロロと 誰か人呼ぶ 冬隣   周而

冬枯れに 今日もかしまし 群雀   周而

オリオンに 風の口笛 冴え冴えと   周而

とのかくも 一夜明ければ 初日の出   周而

電線に 音符を画く 群雀   周而


バッターの 一打にかける 恋い占い   演二

ストライク 投げているのに 見逃され   演二

バッターの 一振りごとに すき・きらい   演二

もののふ(武士)は もらった賄賂で 高楊枝   演二

ものつくり 大学つくって つみつくり   演二

ひなまつり レディース華やぐ オーキッド   演二

琉球の グリーンに踊る ゴルフ雛   演二

春一番 不動にユウリ 逆転V   演二

宇宙人 誉める電波に 月笑う   演二

新庄を 誉めるメディアに アレレのレ   演二

春萌えて 山にイタジイ 胸躍る   演二

春がきてサクラサクかな チムドンドン   演二


雪ってさぁ はずむ会話 機内にて   kacchan

どこまでも白 雪化粧でむかえる 花巻空港   kacchan

みぞれ雪 雫石の雪へ 変身の朝   kacchan

山風に 渦巻く雪みて 露天風呂   kacchan

ふわふわと 舞う天使の羽 肩につもりて   kacchan

雪舞て おおはしゃぎのふたり うちなーんちゅ   kacchan

ころんでも 雪のやわさに 大はしゃぎ   kacchan

かろやかに シュプール描けぬ 格闘スキー   kacchan

雪化粧 やがて幕あく 春舞台   kacchan