クラカン劇場


クラカン九州道中記(’00in宮崎 その3)


舞台袖。
本番前に付きものの精神的な緊張感も、スリル満点のドライブでマヒしてしまった感もある。
そうこういう間に本番、ステージへ。
ん、譜面台が固くて動かないぞ、こりゃ。しょうがないか、このまま始めるとしよう。
とも姉も譜面台と格闘している。結構粘ってるなー、ムリだよ、やろ。

演奏開始。
序奏が終わると、ねーさんのどソロである。
大丈夫かな・・女性陣3人は固唾をのんで見守る。
何とか無事終了・・いいぞいいぞ。いそいそと次の展開にスタンバイする。

ホールの響きが心地よい。
心地よさを感じるとさらに演奏に集中でき、どんどん大胆になってくる。
このピアニシモ、これだけホールが響くんだったら思い切ってここまで音量落としてみようか・・。
演奏終了。「まぁ、無難にまとめられた方じゃないかな」・・メンバーの一致した感想。

発表前の会話。
 A「ウチ、どんなかねー?」
 B「さあ・・、少なくともこれで全国大会行ったら余裕で銅賞さー」
 A「そーだよねー・・」
 C「でも評判はまあまあだったよね」
 B「うーん・・」
 D「だったら金くれよぉ、金、金!」 ※「きん」と読む。お金のせびりではない。

そして発表。
 司会    「職場の部、沖縄○行、金賞」
 A,B,D 「すごーい!やったねー!おめでとう!!」
メンバー一同、自分の事のように大喜びである。
 司会    「全国大会推薦団体、職場の部、沖縄○行」
 A,B,D 「いーはずよー職場の部はぁー、1団体しか金賞いなかったらもう代表さナー、
        いーはずよー沖○はぁー・・」
メンバー一同、所詮他人の喜びに妬みまくりである。
そして、

「一般の部、沖縄クラリネットカンパニー、金賞」
「ウォ〜!やったー!!」
「全国大会推薦団体、一般の部、沖縄クラリネットカンパニー」
「へっ?!


メンバー一同、快心の結果に大喜び。しかし、おまけ付きの結果にその笑みも引きつる・・。
そうこうしながらも舞台上では表彰式が進んでいる。
ウチの受賞代表はハイジである。
 理事長(表彰者)「はい、おめでとう、仙台(全国大会)までは遠いかなー?」
 A,B,D 「おいおい、ハイジ、子供扱いされてるよ」
       「またまた子供ぶって、うまくだましやがったな・・」
       「今年で××歳なのに・・」
相変わらず口が減らない。

全員がまったく未知の世界の全国大会に一抹の不安を感じながらも、まぁ今日のところは喜んじゃおう!ということで、同じく職場の部で代表になった沖縄○行のメンバーと共に、その夜の打ち上げが超盛り上がったのは言うまでもない。
ちなみに、その夜の醜態が沖○の××さんのビデオに一部始終記録されているという。
抹消・処分されていることを祈る。



                        
  
  


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