クラカン劇場


クラカン九州道中記(’00in宮崎 その1)


コンクール開催場所は宮崎。アンコンでは初めて経験する地である。この年から新たにとも姉がメンバーに加わり、以来現在のメンバーとなった。また今年もねーさんの甥っ子のまーさんがやってきて、五人での宮崎入りとなった。
宿は県南部のコテージ。夜でなければ好きな時に音が出せ、寝泊まりも一緒なので練習場所への移動もナシ、1つの宿でみんなでワイワイやりながらしかも宿代はワリカンで割安と、我々にはピッタリの条件ということで昨年からコテージを探すようになった。
そして、ガイドブックで紹介されていた今回の宿は、各コテージに天然温泉から引いた露天風呂がついているという。温泉に強いあこがれのある我々にとって今回の道中の楽しみの1つであった。

コテージに到着。新しい。紫のカーテンが何だか怪しいが広々とした雰囲気がいい。去年恐い目にあう原因となったテレビもしっかりあって、お○っちも上機嫌であった。

あとは例の露天風呂である。どうやら2階にあるらしい。
「2階、2階♪・・・」
足取り軽く階段を上り風呂場に入る。そこから外に出られるらしい戸をサッと引くと・・・。
ベランダにはシャワーとバスタブがポツンと置かれているだけだった。
「露天・・・」
「確かにそう・・・・・なの?」

その瞬間、一同はハッとなった。
またもや去年のように暴れ出すのではないかと、恐る恐るお○っちを見た。
しかし、彼女も腰砕けのごとくヘラヘラと笑っていた。
一同はホッと一安心し、早速練習に取りかかった。

その後は快適なコテージ生活。ベランダのバスタブにつかるお風呂も、冷んやりした空気と湯気、ちらつく星空に入浴剤(天然温泉なのに!)で悪くはなかった。

唯一のハプニングは、階段でハイジがコけてお尻をもんどり打ったことくらいか。後に『目撃者』と名乗る女性より、『モモの真ん中に蒙古斑』という、ミステリアスだがコテコテのタレ込み情報があった。
しかし、この小さな事件が後にクラカンにあるジンクスをもたらすことになる。(その2へつづく)


                        
  
  


ゆんたくのページへ

TOPへ戻る