クラカン劇場


クラカン九州道中記(’03in沖縄)


今年は沖縄具志川市。つまり地元である。
旅費はゼロ。だが、九州大会=飛行機乗って旅行三昧の方程式が染み付いている我々にすると、何となくさびしい。
どこか貸別荘でも借りて、合宿みたいにこもって練習するか・・とも思ったが、地元って考えると妙に経済観念が冷静になってしまから不思議である。
そんな金があったら、
リードか晩御飯のおかずでも買った方がまだいい、というわけでこのプランも却下。

そんなこんなで、気がつけばアンコン当日。
会場に行くと、アンコン常連さんをはじめお知り合いの方々があっちにもこっちにもいる。
気軽に話すことができたけど、よく考えたらいつもネットでお話している人たちばかりで、実際に会ったのはあまりないんだよね。
そう考えると、ネットの力ってすごいよな。
などと思いつつ、チューニング室へ。

「よう、がんばれよー!」
会場の中を歩いている間、あちこちから声をかけられる。
沖縄での開催だからスタッフも地元なんだよね。
そういえば今年はクラリネットアンサンブル多いんだよなー
んー、ちょっとプレッシャー・・。

ステージに立つ。いよいよだ。挨拶をする。
げ、スゲー拍手・・。
バスクラソロの出だしだが、なかなか始まらない。
ん、アルト、どソロが落ちたか!?
そういう自分もリードミスが。
ちょっと緊張しちゃったかなぁ。
結果、銀賞。
こんなもんか。

アンコンが終わってから出演者及び地元関係者による懇親会があった。
結構多くの団体が参加していたのだが、よーく周りを見渡してみると、
金賞受賞団体ばかりである。
まぁ、金賞受賞団体がもともと多いから当然のことではあるのだが。
でも何か肩身が狭いよなー。
いろんな団体と話をしていたが、気がつけば同じクラリネットアンサンブル団体のMPさんと話が盛り上がっていた。やはり共通の話題はこれである。
「いいですよねー、みんな金賞でー。」

「それではここで各団体ずつ一言あいさつをお願いします。」


立食で足が疲れていることもあってか、なぜか全員床に座っている。
で、これまたなぜか
ウチとMPさんとこは並んで正座である。
「××です。今回おかげさまで金賞をいただくことができました。」
「はは〜、おめでとうございます〜。」
「△△です。今回はじめて参加して金賞を受賞しました。」
「ひえ〜、どうもすいません〜。」
何か
ウチの一角だけ懺悔のコーナーとなってるし。
それはそれとして、その後は出場者による即席セッションもあって大いに盛り上がった。

しかし、今回の課題は何だったんだろう。
自分たちの演奏ビデオを見ながら考えていた。
ノリのいいところでの動きで腰の切れが今一つだったか?
前を向いてフィニッシュした時にカメラ目線でなかったのがパフォーマンスに欠けたか?

唄って踊れるプレイヤーになるにはまだまだのようである。
これからも研究を重ねつつ、別の路線も模索してみることとしよう。
あ、楽器の練習もね・・。


  
  


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