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映画雑文えんぴつ
BSで掘り出シネマ
昨年12月からBSデジタル放送がスタートし、わが家が加入しているCATVではチューナー無しで民放5局の放送が楽しめるようになりました。デジタル機能は利用できませんが、通常の番組は十分楽しめます。普段、いわゆる地上波のTV番組をほとんど見ないのですが、それらと比較して、BSの番組は〈デジタル〉で差別化しているはずなのに、内容自体は実に〈アナログ〉な印象を受けました。“ラジオの深夜放送のような”と言うと分かっていただけるでしょうか。一つ一つの番組がそれぞれゆったりとした時間枠で、コアな話題を繰り広げる・・・。CATV(CSでも)の各チャンネルとも、ちょっと違う雰囲気です。

私にとって最も嬉しいのは、映画の放送が増えたこと!
映画専門の有料チャンネル(スター★チャンネルとパワームービー)に加入していますが、BSは無料!なのがさらに嬉しいです〜。作品数が増えれば、思わぬ掘り出し物に出会える確率も上がるわけで、これまたラッキー♪

先ず、BSフジの「映画大王」より。
「リトルショップ・オブ・ホラーズ」
(1986、監督:フランク・オズ)の放送がありました。そこで掘り出し物というのは、1960年製作のオリジナル版「リトルショップ・オブ・ホラーズ」のハイライトが観られたことです!
“低予算映画の帝王”ロジャー・コーマンが、自己の最短記録2日!で撮り上げたというカルト作品。 売れる前のジャック・ニコルソンも出てるんですね。 86年のリメイク版は、60年代のポップな雰囲気やアナログ感あふれるマペットが愛らしかったりするのですが、 オリジナルはどこから見てもホラー一色で、完全なブラックコメディでした。 ラストも全く違います。
リメイク版でも当初は同じラストだったようですが、試写であまりの不評に撮り直したとか。
一度、全編を通して観てみたい! オリジナル版の方を是非HPにアップしたいですね。
ビデオは廃盤らしいので、これまたCATVに頼るしかないかなぁ・・・。

続いて、BSジャパンの「シネマ・クラッシュ」より。
「L.A.コンフィデンシャル」(1997)で注目される以前のラッセル・クロウが、工藤夕貴と共演した幻の作品といわれる「ヘヴンズ・バーニング」(1997)!観ました・・・。
プレスリーばりに“もみあげ!”をたくわえたクロウと、金髪娘になった夕貴の恋愛逃避行ものです。「ヒマラヤ杉に降る雪」(1999)監督・スコット・ヒックスは、この作品を見て彼女を抜擢したとか。おそらく、オーストラリア映画ということで、地元ではTVなどで何度か放送されて目につきやすかったのではないかと・・・。“幻”といわれる由縁は、クロウが自身のキャリアから抹殺したかったから?
「ありゃー、そんなことを・・・」という二人のベッドシーンもあります。むふ〜。不評・悪評・酷評いろいろありますが、滅多にお目にかかれない掘り出し物ですよね〜。

「あんな時代もあ〜ったねと、いつか笑える日がくるさ〜♪」




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