映画雑文 | ||
ワイルドシングス WILD THINGS |
監督■ジョン・マクノートン 製作総指揮■ケヴィン・ベーコン 脚本■スティーヴン・ピータース 出演■ケヴィン・ベーコン/マット・ディロン/ネイヴ・キャンベル/テレサ・ラッセル/ビル・マーレイ 1998 アメリカ 108分 http://www.spe.co.jp/movie/nowplaying/wildthings/(オフィシャルサイト・Japanese) 冒頭、高校の優秀な教員として真面目〜な顔で登場するマット・ディロンに「嘘でしょ…」と思いながら、「いよいよ彼もアウトローから卒業して、高校生に説教なんてするようになったのね。うん、うん。」と、「アウトサイダー」「ランブルフィッシュ」の頃を振り返りながら妙に感慨深かったのであります。 ところが! マット・ディロンは、やっぱりマット・ディロンだったー! あーん、見事にだまされたぞー。 と、キャスティングの「技あり、一本」に始まって、次から次へと観る側をだまして、だまして、だましまくるのがこの作品。 ケヴィン・ベーコンのシャワーシーンでのどんでん返しがある。よし、ここまでは許そう。しかし、その後の“ただただ意外性重視の展開”にすっかり飽きてしまった。 せっかくのミステリー性がかえってストーリーを煩雑にしてしまったようだ。 ◆イメージ 以前からネイヴ・キャンベルに対して、「学校のトイレで隠れて煙草を吸うようなタイプだなぁ。」と、そんなイメージを持っていたが、彼女はこの作品で見事その期待に応えてくれている。 実際はどうか知らないよ。でも、俳優本人の人格や実生活なんて、スクリーンの中の彼らを見る時にそんなものいちいち必要ないでしょ?演じる彼らを見るわけだからね。 上手にペルソナ(仮面)をつけた方が勝ち。 やっぱりイメージって大切だと思う。そして、自分で自分のことをよく知っておくべきだ。 そうすると、ほら、今回のマットのように、居るだけで「技あり、一本」が取れたりするのよね。 <余談ですが…> DVDで観ていた私は、ケヴィン・ベーコンのシャワーシーンで思わずバック・再生・一時停止してしまいましたー。はは〜。 デジタルはぶれないんで…。 え?何のことかって? それは見た人だけのお・た・の・し・み。 |