フレネルレンズを利用した簡易カメラ

一. 実験のねらい

    フレネルレンズを利用した簡易カメラで写真を撮ろう

二. 用意する物

    フレネルレンズ:凸レンズが1シート80枚(8×10)とれる(購入:1500円)、ジアゾ感光紙:Canon-CD-20-厚口B5サイズ250枚入り(購入:1200円)、アンモニア:ジアゾ感光紙の現像用、牛乳パック(大)、トレーシングペーパー、厚紙(A4)、はさみ、のり、スプレーペンキ(黒)、ビニールテープ(黒)

    三. 作り方
    @[外枠の作成]
    牛乳パックを下から15cm残して切り取る。内側をスプレーペンキで黒く塗る。

    A牛乳パックの底を縁から1cm残して四角にくりぬく。その部分にレンズを付け(黒絶縁テープを使用する)。レンズ面に黒画用紙(6cm×6cm)を取り付ける。
    B[内枠の作成]
    厚紙に印刷された内箱の展開図を切り取り、組み立てる。後部に黒画用紙で作ったふたを取り付ける。

    四. 撮影と現像の方法
    @外枠と内枠を組み合わせ、内枠をずらしながら被写体にピントが合うところを見つけ印を付ける。
    A内側のトレーシングペーパー部にジアゾ感光紙を取り付け、撮影準備をする。
    B撮影目安:晴れ(5分)、曇り(10分から15分)、木陰や校舎の陰(15分から20分)。
    C現像は、アンモニアが気化している容器に、撮影済みのジアゾ感光紙を入れる。10秒から15秒で像が浮かび上がる。
    Dフレネルレンズの部分に半径1.5cmの円をくりぬいた黒厚紙を貼ったら、映像は心持ちシャープに見えた。是非試して見てください。

でじたるこーなー

  

外枠(左)と内枠(右)。内枠には現像した
(外の風景)ジアゾ感光紙を貼ってある。

[於]教育センター
[参考文献]H12年物理夏季研修資料

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