基地包囲行動
2000/7/20 午後2時〜3時

21日から始まる沖縄サミットを前に、極東最大の米軍基地・嘉手納飛行場を「人間の鎖」で包囲する嘉手納包囲行動(主催:基地はいらない人間の鎖大実行委員会)が20日午後、実施された。当初、サミット前であることなどから日程の変更や人が集まるかが心配されたが、幅広い市民層から、過去最多の27,100名が結集(浦工分会からも49名参加)した。3回目で人間の鎖が完成!何度となくウェーブが起こった。
県民大行動実行委員メッセージ
私たちは宣言する。戦争のための基地はいらない。(中略)太平洋戦争では地上戦が行われ、20数万人の尊い命が奪われた。(中略) しかし、戦後の平和の訪れもつかの間、沖縄は米軍戦略上、太平洋の要石として、巨大な米軍基地を負わされた。土地を奪われ、命をも奪われながら、米軍支配の中、そして祖国・日本復帰もあわせて半世紀以上にわたりこの異常さはいまだに終わらない。終わるどころか、日米両政府は「アジア・太平洋の平和と安定」のためと、この沖縄に新たな基地を建設するという。米海兵隊普天間基地の名護市への代替基地は、運用40年、耐久年数200年以上のとてつもない基地建設である。半世紀以上に及ぶ沖縄県民の人権抑圧の上に、これ以上、私たち県民にどう耐えろというのだろうか。(中略)私たちは、県民の意志とそれに共鳴する世界の人々が結んだ「人間の鎖」を、軍隊などあらゆる暴力をもって断ち切らせはしない。沖縄をアジア・太平洋のの軍事拠点の島から、文化が息づく平和拠点の島にするまで。想像してごらん 基地も戦争もない21世紀を
2000.7.20

池武当(第三ゲート前)

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