首里文化祭


毎年文化の日に催される那覇3大祭りのひとつ。 首里城を中心とした首里地区一帯のお祭り。 この日は首里城前の道路はほぼ半日歩行者天国になります。 歩行者天国となっている道路では幾つかの地点で青年団、 婦人会、子ども会等の旗頭、琉球舞踊、エイサー、空手などの伝統芸能の演舞、また大道芸が行われますが、 メインイベントはやっぱり琉球王朝時代を再現した「古式行列」でしょう。 「古式行列」は王朝時代、国王や王妃が旧正月三日に首里の円覚寺、天王寺、 天界寺を参拝した模様を再現したものと言われてます……が、しかし……すいません(汗)今回、時間と 場所を間違えた為に「古式行列」をデジカメで写すことができませんでした。すいません。ちゃんとどう いうものかお伝えしたかったのですが……次回、頑張ります!
「古式行列」は「王様が通るぞー」(方言だと「うしゅーがなしーめーがとおいんどー」となります) の合図とともに先頭をかごで担がれた王様、次に王妃、三司官等の身分の高い人たちが登場してその後ろ を楽団や女官と男子のお役人さんたち(すいません。どう呼んでいいのだかわからないのでとりあえず以下 は「下官」と呼ぶことにします)が付き従います。

女官や下官は近くの首里高校 から募集します。(その時期になると 学校中に募集が貼られます。最近は他の高校にも呼びかけているみたいですが、自分の時は下官は野球部と かサッカー部の男の子でした。バレー部もいたのかな? 体育会系の部を中心に参加させられてました。) 参加者はほぼ一般公募。女官の衣装は左の写真の衣装です。中に白い上着(着物の)を着けて下はチマチ ョゴリのようなヒダの入ったはかまっぽいもの(これも白)を着け、上から青い着物を羽織ります。頭は うちなーかんぷーを結っています。髪の毛を頭のてっぺんでぐるぐる巻きにして、一本の簪で留めてある だけのシンプルなもの。しかし、みんな留められるほどに髪は長くないので、上からかつらを被せます。 いったん髪の毛をてっぺんまで上げてゴムで結わえてその上からかつらをかぶせるのです。(このとき椿油 をいっぱいつけられるので、家に帰ったあとは4,5回髪を洗わなければなりませんでした)
参加者はほぼ一般公募ではありますが、王妃や王様はオーディションみたいなものをするみたいです。 応募資格としては確か沖縄在住で身長が160p以上の人だったかと思います。私は身長が足りないので、応募できない……(泣) 王妃の衣装は一度着けてみたいです。

「古式行列」が通り過ぎると、青年団の 旗頭がやってきます。写真は「首里」の旗頭。(これは那覇祭りの際に写したものなので背景は首里の風景 ではありません)首里は「大中町」「赤平町」「桃原町」「汀良町」etc……19地区に分かれていまして、そのど の地区にも左のような旗頭があります。旗頭の上に神が降りる、ともいわれており、縁起担ぎ等の役割を果 たし、綱引きや今回の首里文化祭によく登場します。旗頭の全長は6mから9m、重さは40kgから60kgまで、と地区 によって異なります。子供用は5mくらいで重さが10kgくらいのようです。旗頭は青年団の男たち、子供会のこ どもたちで担ぎ上げられ、首里内を爆竹の音ともにまわります。その勇壮さは言葉では表しきれません。すごい 迫力なので、一度観に来て下さい。エイサーや旗頭は各青年団の年配者から若い人へ受け継がれていきます。

「古式行列」も終わり、青年団、婦人会、子ども会の伝統芸能のパレードや演舞が終わると、あとはりゅうたん池で 花火が催されます。すっかり暮れた夜の闇の中で、滝の花火の向こうにライトアップされた首里城がとても綺麗です。

ということで、首里文化祭を紹介してみました。
いかがでしたでしょうか? ヘタレな文章ですみません。もうちょっと雰囲気が伝わるように、勉強しましてまたち ょこちょこっと更新したいと思います。




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