旧正月



旧正月というのは太陰暦(旧暦)の1月1日を元旦とし、祝う、歳時習慣のことをいいます。
2003年は新暦2月1日が旧暦の元旦にあたります。
ここ沖縄ではよく旧暦で、季節の行事が行われます。(一部新暦で行うものもありますが)
ただお正月に関しては、現在ではほとんどの家庭が新暦で祝っています。なかにはうちのように 正月を新暦で祝い、旧正月には祭礼的な儀式のみを執り行う家庭も存在します。
台所のヒヌカン(火の神様)に若水を捧げ、今年一年の無病息災をお願いし、郷土料理を供えます。 仏壇がある家では仏壇に若水をささげ、郷土料理を供えます。 またお守りのフーフダ(紙のお札)を貼り替えたり(うちは旧正月にやります。他の家庭はどうでしょう??) します。
旧正月の風習が今でも強く残っている地域は漁業の街「糸満」です。自然と強く結びついている この地域は旧暦での歳時習慣が生活に密着しています。そのため、旧暦の正月が新暦ではたとえ 平日であっても、「糸満」は学校も会社も役所もお休みです。(うらやましいなぁっと昔っから思っていますが) 逆に旧正月の風習があまり残らなかった地域もあります。宮古・八重山地域(先島地域)はそのひとつ。 離島の中にはこの日に綱挽きをする地域もあります。


参考文献 沖縄大百科事典・沖縄チャンプルー事典

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