八重岳さくら祭り



2004.1.25
日本一早いさくら祭りと言われる本部町八重岳のさくら祭りに行ってきました。
本部町というのは沖縄本島の北部に位置する、地図で言うと本島左上にぼこっと出ているところの 左下あたりです。(てーげーですみません)
八重岳に上る道路約4kmの両脇に4千本の桜が植えられた桜並木が1月下旬から2月にかけて ピンクに染まります。
沖縄の桜は緋寒桜(ひかんさくら)といいまして、本土の桜とは異なります。
本土の方がびっくりするくらい花びらはピンクに染まっています。樹によってはまっピンクです。 観光客には、「さくらじゃない」とか言われたりします。(汗)それくらい違う花のようです。 また花びらも、本土のソメイヨシノは、はらはらはらと風を受け、一枚一枚落としていく タイプですが、緋寒桜は椿にように花全体がポトンと落ちるタイプです。
でもそれが一面に広がる様子はすっごく綺麗です。
今回は、旅行会社が企画した「さくら祭り・タンカン狩り」バスツアーに参加したため、 一番下の観光バスや大型バスが停まる駐車場で降ろされ、そこからさくらを愛でながら八重岳を登りました。 友人と咲き出したさくらを愛でながら、散策を楽しみました。 八重岳の下の方はまだそんなにさくらは咲いていなかったのですが(五分咲きくらい)上っていくにつれて、 薄いピンク、濃いピンクの重なりが増えていきました。沖縄は常緑樹が多いので、濃い緑の中に、 ピンクが広がる姿は対照的で、面白いです。
頂上まで3分の1くらいのところは八分咲きくらいでした。 (頂上まであと半分くらいの地点に自家用車用の大きな駐車場があります。そこで車を降りて 頂上まで歩く、という方法もあります)
山頂近くは展望台も整備されているそうで、天気がいい日は伊江島や瀬底島がみえるそうです。
今回、私の不注意で、デジカメの電池がなくなる、という事態に陥りました。 3分の1ほど行ったところの小さな 駐車場で弁当を売っていた親切なおじさんが、あたふたしている私たちふたりを見かねて、 八重岳入り口まで車で電池を買いに行ってくださり、無事、綺麗なさくらをカメラに収めることが できました。けれど、そこで時間切れとなり、先へ進むことができず、おじさんとお礼の写真を撮って 八重岳入り口まで猛ダッシュしました。(汗)
あの狭い道を猛ダッシュしたのって自分たち以外にいないのではないだろうか??
いい思い出でした。
今年のさくら祭りは、寒さが足りず、開花の時期が遅れ、普通なら1月下旬は満開なのですが、 今回は頂上近くでもまだ8分咲きといった感じでした。

最後に、沖縄はさくらの下で宴会をやるタイプの花見をやる習慣はありません。 そのため、さくらの下に花見をするスペースはありません。(なじみがないのでそういう発想が 浮かばなかったのかもしれません)

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