日常の中の沖縄


ここでは、沖縄では当たり前だけれど、外に出てみると 当たり前ではない、
沖縄の事実について紹介しています。
新たな沖縄が見えてくるかも……たぶん……。
今後もいろいろと増やしていく予定です。


〜から

幼稚園児の帽子

〜しましょうね。

20万のシーサー

死亡広告欄

披露宴は大宴会

卒業式のメリケン粉投げ

ビーチパーティー

沖縄の定食

手をあげて、バスを停める

「おにぎりを温めますか?」

人を呼ぶ時

自練

天ぷらを焼く?!



〜から

土曜の夜。運転中にラジオを聴いていたら、とある番組内で「辞典には載っていないうちなーぐち」というコーナーをやっていました。
そういえば、そうだ。と思ったので、ここで紹介します。
うちなーんちゅは辞典とはちょっと違う「〜から」の使い方をします。
辞典によると「〜から」というのは、(1)動作の起点(出発点)を表す。「那覇から出発する」 (2)通ってくるところを示す。「窓から光が差し込む」(3)時間の始まりを示す。「12時から」 (4)数量の一番下の限度を示す。「5キロから」(5)動作・作用の起こる元を示す。「先生から教わる」 (6)材料を示す。「酒は米から作られる」
の意味があるそうです。(格助詞の場合)─小学館国語辞典より
しかし、沖縄の場合は、使い方が微妙にずれます。

例題
「旧盆はちゃんとやったねぇ?」
「ちゃんとやったよ。すいかから、りんごから、 重箱から、もちから、たくさんウサゲタ(お供えした)さぁ」

という風に使われます。
辞典とは使い方が違いますよね?
材料を示しているのとも違うし、数量の限度を示しているようにもないし……。
不思議な使い方をする「〜から」
指摘されて気づくうちなー独特の使い方。これもうちなーワールドの一端なのかもしれません。



幼稚園児の帽子

先日、とあるアーティストのコンサートに行ってきました。会場外で待っている私たちの列の横を 幼稚園児(保育園児かも)の団体さんが2列縦隊で仲良く通っていきました。 その時、コンサートの開場を待っている人たちの中から「あの帽子、なんであんなとこに布くっつけてるの?」 という不思議そうな声が聴こえてきました。
そこでふと、あれ? これって沖縄だけ? と思い、月曜に会社の上司に聴いてみたところ、 むこうでは見かけないスタイルらしいということを知りました。
その格好というのが右横の写真です。キャップがタイガースなのは私の 趣味です(笑)実際のキャップはこれではありませんが、こんな感じです。 写真では分かりにくいと思いますが、キャップの後ろ側(襟首側)に ハンドタオルくらいの大きさの布を縫い付けています。(写真は即席なのでくっつけているだけですが) 帽子と同じ色の布だったり、家族の手作りなのか、違う布がくっついていたりしますが、幼稚園児や保育園児が団体さんで 外に行く時には皆これを被っています。
いつ頃から始まったのかは不明ですが(私の子どもの頃にはなく、ここ数年くらいの間に登場したように思います) 現在では幼稚園、保育園等では広く普及しているみたいです。 詳しい理由はわかりませんが、たぶん、紫外線から首を守るためだと思われます。 本当のところはどうなのかな。
これも沖縄でよく見られる姿のひとつです。



〜しましょうね。

沖縄の人はよく「〜しましょうね」という言葉を使います。
この言葉を聞くと本土から来られた方はみな困惑するそうです。「〜しましょうね」っというのは 本来は一緒に何かをする、という意味あいだからだそうで……。 (この言葉に慣れるまでは大変だったとみなさん口をそろえて仰います。そして、 沖縄の人と接して困ったことの第1位としてだいたいの方があげてきます) でも沖縄の場合は意味合いが違ってきます。 沖縄の人が発する時は、何かをする際、無言で立ち去ると失礼ですから、その合図というか 「行ってきます」というような意味になります。
たとえば、仲間内でご飯を食べに行ってて、トイレに行きたくなった。 その時に「私、トイレに行ってきます」という意味で「トイレに行ってこようね〜」っと使います。
本土の方と沖縄の人が一緒に行動した時、↑を聞いた本土の方は一緒にトイレに行こう、と いう意味に捉え、一緒に行こうとしたら、沖縄の人はすたすたと一人で行ってしまい、なんなの? 誘ってたんじゃないの? っという風に困惑するそうです。
「トイレに行ってこようね」の他に「このゴミ捨てましょうね」や「先、帰ろうね」など 使い方はいろいろあります。
沖縄の人が「〜しましょうね」という時は一緒に何かをやるのではなく、これからの自分の行動を 相手に知らせるという意味合いとなりますので、本土から来られるみなさん、 そこのところよろしくお願いします。



20万のシーサー

「へぇ〜」でお馴染みのフジテレビ番組「トリビアの泉」で紹介されていましたが、 沖縄のライオンズマンション入り口にはシーサーがいます。
実はトリビアで紹介されるまではそれが普通だと思っていました。 なぜなら沖縄では魔よけとして屋根や門にシーサーを飾るのが普通だからです。 だから単なる魔よけとしてライオンズマンション前にも置かれているのだと思っていました。 疑問に思ったことはなかったんです。
でも「トリビアの泉」で紹介された時、本土では200万のライオンが建っていることを知りました。 そうですよね。『ライオンズマンション』というからにはライオンが飾っているのが普通なんですよね……。 でも沖縄であえて「ライオン」にするのではなく、「シーサー」にしてくださった 方に感謝したいです。沖縄を大切にしてくださっている気がして嬉しいです。
でも気になることがひとつ。なぜ本土では200万のライオンなのに、 沖縄ではその10分の1の20万のシーサーなんでしょうか?



死亡広告欄

沖縄の2大新聞(沖縄タイムス、琉球新報)ともに「死亡広告欄」というものが存在します。 だいたい真ん中あたりのページにあります。(朝刊に載ります) これは特別な方、有名な方が亡くなったから、その死亡を知らせるために広告をだす、 というようなことではなく、一般の方もごく普通に、当たり前のように出します。 片方の新聞社に、または両方に。(それなりにお金がかかるので、載せない場合もあります)
身内が亡くなった時、葬儀屋さんに連絡をとることがまず先に来ると思いますが、 沖縄では同時に新聞社に電話をかけます。「死亡広告」を出す為に。
死亡広告欄には、故人の名前、何月何日何時何分何歳で亡くなったか(病気療養中のところ、 とか、天寿をまっとうし、とか、不慮の事故の為、というように理由も書かれます) ということや告別式の日時、場所、喪主以下娘息子嫁孫従兄弟など親戚の名前をずら〜〜と書き並べます。
どれくらいの大きさでいくら、と決まっていて、有名な方になると、かなりのスペースをとった死亡広告が 出ます。
何の為に死亡広告を出すか、というと、たぶん遠方に住む親戚や知人、友人、故人が生前親しくしていた 知り合いに知らせるためだと思います。
いつ頃始められたのか、という詳しいことはわかりませんが、朝、朝刊を読む際には 必ず死亡欄には目を通す。これはある程度の年齢をいった沖縄人には常識のような習慣です。



披露宴は大宴会

沖縄の披露宴は本土の披露宴とは違うらしいです。
何がどう違うのか、本土で披露宴をやった親友の式に出席してわかったのですが……。
まず、式に呼ぶ人数からして違いました。
親友の式だけがそうなのかと思いきや、いろいろ情報を集めてみると、そうでもないらしい。 沖縄が大人数すぎるだけだと……。
親の世代だと6人兄弟とかざらですから、その兄弟とそれぞれのお嫁さん、お婿さん、 子供たちなど新郎、新婦双方の親戚だけでも結構いるのです。 もしかしたらそれだけで100名は超えるかも。それに双方の友人、知人、 職場の上司や同僚合わせるとあっという間に招待客は200名を超えます。 招待客300名、400名っていうのもざらなんじゃないでしょうか。 新郎新婦の親の会社の上司、同僚も呼んだり、ご近所さんを呼んだりしますし。
きけば、たくさん招待すれば、式費用もプラスマイナスゼロまたはとんとんくらいになるそうで、 人数少ないと逆に費用が大変という事情もあるようで、そのため規模が大きくなるようです。
式場側も心得たもので、大人数収容も対応できるように、建物は大きなところが多いのです。
それ以上に大きく違う点は……。沖縄の披露宴には余興というものがあるのです。
本土の披露宴では余興というとカラオケが一般的ときいていますが、ここではかぎやで風 (琉舞のひとつ、おめでたい席の最初に舞われる)から始まり、親戚や職場の同僚、友人たちが 半年から3ヶ月前から一生懸命練習した宴会芸(ミニモニとかいろいろやるのです。 まじめなところだとエイサーや日舞、空手や棒術などを舞台の上で披露。 ふざけたものだと下ねたバリバリのダンスとか……お祝いの席なので多少下品でも許されます・汗) 余興は披露宴の中でも楽しみなもののひとつです。式の最後にはみんなでかちゃーしーを踊って 幕、となりますので、ほとんど宴会のノリかなぁと思います。
そうそう、沖縄の披露宴は夕方からはじまります。それが一般的かな。なぜそうなのかはわからないですが、 だいたい18時から、とかが多いです。昼間の披露宴は逆に「珍しいね〜」ということになります。
とってもにぎやかで楽しい披露宴。一度、覗いてみたい、と思いませんか?



卒業式のメリケン粉投げ

沖縄では卒業式になぜかメリケン粉(小麦粉)を投げ合います。 ちょうど紙ふぶきをかける要領でメリケン粉を投げるのです。
このメリケン粉投げ、始まったのは1963年くらいからだそうです。某掲示板にカキコミされていらっしゃる 方がいて、その方が言うには、最初は那覇市内の高校生がはじめて、70年代には他の地域、離島の高校生へ、 徐々に中学生へと広まったそうです。
メリケン粉は食べ物です。食べ物は投げちゃいけません。もったいない。もったいない。
それは小さな子でもわかっていることなんですけど……わかっててもやっちゃうんですよねぇ。 その場のノリと勢いで。(ちなみに私はやったことはありません。だってメリケン粉って洗濯しても 簡単には落ちないんだもの。中学のも高校のも制服は好きだったので、汚したくはなかったのです)
このメリケン粉投げですが、エスカレートすると生卵もぶつけ合うんです。壮絶です。
食べ物を無駄にしてしまう上、学生さんの制服だけじゃなく、学校の周囲も汚してしまうこの行為。 当然、学校側は厳しく取り締まります。事前にメリケン粉投げ禁止を含む卒業式の禁止事項をまとめた ビラを各クラスに配ったり、 卒業式が近くなると、学校周辺をパトロールしたりします。 道路の植え込みを覗いたり、隠しそうな場所を徹底的に調べるのです。 (実際、私が学生の時、学校近くの道路の植え込みに 目立たないように小麦粉と卵が隠されていたのが発見され、没収されたらしい という噂が流れてました)
それでもやっぱり卒業式には、あちこちで粉まみれの学生の姿や白く汚れた道路 (ひどい時は車も粉まみれになっていたり)を目にすることになるのです。
このメリケン粉投げも沖縄でしか見られない光景のひとつです。



ビーチパーティー

沖縄の人は大勢で(少人数でもやりますけれど)浜辺でバーベキューをしたり、すいか割りをしたり、海水浴を楽しんだり、 ゲームをしたり……etc、をまとめて「ビーチパーティー」をすると言います。
ビーチパーティーって沖縄以外では言わないらしく、学生時代にごく当たり前に使っていたら、 本土出身の友人はキョトンとしていました。
ビーチパーティーは、仲の良い友人同士だったり、職場の同僚だったり、門中(親戚一同)だったり……。 いろんな仲間でやります。
この日のために借りてきた大きなテント(運動会などで使うテントです)を朝早くから砂浜の一角に設営して、 クーラーボックスにたくさんの氷を詰め込んで、ビールやら清涼飲料水やらをキンキンに冷やし、 そんでもって砂浜で宝探ししたり、海で泳いだり、お肉食べたり(笑)みんなでわいわいと楽しい時を過ごすのです。
本土の場合はこういう時ってなんていうのでしょう??
ビーチパーティーってぴったりな言葉だと思うのですが……。
真っ青な空と真っ青な海と白い雲と、夏を楽しむにはビーチパーティーが最適ですよ!
暑いですけどね……。



沖縄の定食

地元の人が訪れる昔ながらの食堂で食事をする際、気をつけなければならないことがあります。
それは料理を注文する時のこと。
どういうことかといいますと……。
食堂のメニューには「ゴーヤーチャンプルー」「クーブイリチー」と料理名が記されています。 これを単品だと思い、「ゴーヤーチャンプルー」と「クーブイリチー」と……と言う風に頼んでしまうと、 大変なことになるのです。
単品のように書いてあるメニュー、実は「定食」の2文字が省略されているのです。
なので、「ゴーヤーチャンプルー」「クーブイリチー」を頼むと、それぞれにご飯とお味噌汁がついてくるのです。
同じように「さかなの味噌汁」を頼むと、さかなの味噌汁とご飯とおかずがついてくるのです。
不思議でしょう? 中部だけかと思ったら、沖縄本島全域、そうらしいです。
ので、沖縄で食堂に入る際は、定食なのか単品なのか、まずはお店の人に聞いてみて注文を頼む方が 間違いがないかと思います。



手をあげて、バスを停める

最近まで、バスは手をあげないと停まりませんでした。
停留所の脇で乗る仕草をみせていても、手をあげない限り、バスは停まらず、素通りしていきました。
それが数年前、バス停に「停留所に人がいる場合は、手をあげなくてもバスは停まります。行き先をアナウンスします」 というような黄色のシールが貼られるようになり、手をあげなくてもバスは停まってくれるようになりました。 が……どうやら最近では少し話が違ってきているようです。
バス利用者に話を聞いたのですが……。
どうやら黄色いシールを貼っていても、手をあげないと停まってくれないバスも中にはあるらしいです。 運転手の中には「あれは会社が勝手にやってることで、自分には関係ない」と仰られる方もいらっしゃるようです。
こんなこと言っているからバス利用者が減るんですよねぇ……。最近バス停をみてみたら、 ほとんどのバス停で黄色いシールははがされていました。
結局はもとの状態に戻った、ということになってしまっていますが、でも私のよく利用するバス停では 手をあげなくてもちゃんと停まってくれます。中には守ってくれる運転手さんもいらっしゃいます。
でもやっぱり確実に乗るためには、自分が乗るバスには手をあげて合図しないといけないみたいです。
みなさん。沖縄のバスに乗る際は、手をあげましょう。(汗)

あと、注意しなければならないのは、国際通りの停留所です。ここは市外線と市内線でバスの停留所が 分かれていますので注意が必要です。市外線のバス停で市内線のバスを停めようと手をあげても、 バスは停まりません。よく市外線のバス停で(または市内線のバス停で)そこでは停まらないバスに むかって手をあげたり、乗る素振りを示す方(主に観光客)を見かけますが、当然のことながら 指定のバス停ではないので、バスは停まりません。このような方がいた場合、気づいた方は 説明してあげてください。お願いします。(バスの中からの風景としてよく見かけるのです。さすがにバスの中からは 教えてあげることができない……)

バスと対称的にタクシーは目が合うだけで、停まります。(笑)
沖縄のタクシーはとても積極的です。横断歩道を渡ろうと左右を確認している時に目が合っちゃったりすると タクシーは乗るのだと早合点してすすーーと目の前で停めてくれます。怖いくらいに(笑)
そのときは乗車する意志のないことをジェスチャーででも運転手さんに教えてあげてください。 そうするとタクシーは後部座席のドアを閉めて去っていきます。



「おにぎりを温めますか?」

以前、フジテレビの朝の番組「めざましテレビ」で紹介されていましたが、沖縄では、 コンビニでおにぎりを買うと、店員に必ずこう聞かれます。
「おにぎりを温めますか?」
おにぎりの具がどんなものであっても、店員は必ず聞いてきます。
それはファミマ(ファミリーマート)、ローソン、ホッパー(ホットスパー・一部ではスパーと も略される)どのコンビニであっても同じです。(会社の同僚に聞いたら大分でもこのサービスは あるそうです)
そしてお客である私たちも普通に「はい、お願いします」(必要ない時は断れる)と答えます。
が、しかし……これって沖縄だけなんですよね。本土に行くと聞いてくれないんですよね……。 それがちょっと寂しい……。
また、ちょっと前まではモス、ロッテリア、マック(マクドナルド)などの ファーストフード(本当はファストフードが正しいらしい)ではポテトを買うと (店内飲食)何も言わずとも必ずケチャップをつけてくれていました。
これも本土では見られない光景だとききました。実際、修学旅行で試してみましたが、やっぱり 付いてきませんでした。(ケチャップは向こうではセルフサービスなんですよね)



人を呼ぶ時

沖縄の人は呼びかける時、女の人相手なら「姉さん」、男の人相手なら「兄さん」と言います。
「おじさん」「おばさん」「あばあさん」「おじいさん」「おじょうさん」「おぼっちゃん」じゃなく、 「姉さん」「兄さん」です。
呼びかけの言葉だと分からず、子どもの頃は母親と平和通り(那覇の中心「国際通り」にあるアーケード街) に行く度に、母は兄弟姉妹がいっぱいなんだっと思っていました。 その疑問をぶつけた時に、母は笑って訂正してくれました。
「姉さん」「兄さん」の呼び方に「いちゃりばちょーでー」 (むりやり日本語訳すると「行逢わば兄弟」となるのかな。 一度出会ったら兄弟のようなもの、というような考え方)ってこんな感じなんだなぁっとぼんやりと思ったのを 覚えています。
まぁ、みんな兄弟という精神は好きですが、時々あまりにも馴れ馴れしすぎる場面に遭遇し、 はぁ?ってこともあったりします(笑)

また沖縄の人は名前を呼ぶ時、あいだを伸ばします。
たとえば、「ちゅらさん」の主人公、恵理を呼ぶ時。
沖縄の人は「えーりー」と呼びます。ドラマでは「えりー」と呼んでいましたが、 実際、こちらでよく耳にするのは「えーりー」と間を伸ばして呼ぶ呼び方です。
私の姉によると本土の方は「えりー」とか「えり」と呼ぶのが多いらしいです。
最初、呼ばれたときに姉は戸惑ったとか。「○○ー」って誰よ??と本気で思ったらしい(笑)
(オフ会で数ヶ月に1度は沖縄脱出をしていた姉が大発見と言わんばかりに話してくれました)
よくよく考えてみたら、私も○ー○ーって呼ばれています。



自練

沖縄の人は自動車学校(自動車教習所)を略して「自練」と言います。
読み方はそのまま「じれん」です。
私も「自練」とよく言います。(笑)
自動車学校の文字のどこにも「練」の字がないんですけど、なぜ、うちなーんちゅがそう言うのかは わかりません。自動車練習所ってことなんでしょうか?
わからないけれど、当たり前のように使う「自練」
来沖した際、この言葉を聞いたら、「自動車教習所・自動車学校」のことだと思ってください。(笑)
ちなみに、福岡では「車校」というそうです。



天ぷらを焼く

タイトルをみて、おや? っと思われたかと思いますが、そう、沖縄人は天ぷらを「揚げる」ではなく 「焼く」と言います。なぜ、そう言うのかはわかりません。「焼く」ていどに油が少ないのか、 というわけでもなく、 天ぷら鍋に並々と普通に油を注ぎ、揚げます。なのに「焼く」と言います。不思議です。

そしてこの焼いた天ぷらですが、しばしばおやつとして登場します。
野菜天ぷら、いも天ぷら、いか天ぷら、さかな天ぷら……etc。
甘くしているとかそういうのではなく、普通におかずとして出てくる天ぷらがおやつになるのです。
小腹が空いた時にパクッ。祖父母の家に遊びに行った時にパクッ。学校帰りのお店でパクッ。
なんでなんだろう?? と不思議ですけど、これが日常なのです。 (だからといって毎日おやつが天ぷらというわけではないですよ)

首里地区ではお客様をもてなす時にも天ぷらは登場します。 それが最高のおもてなしなんだそうです。(と、以前、本で読んだことがあります)

ということで生活に関する小話でした。

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