流転航路の世界を紹介

ここは朱乃が高校時代から温めています「流転航路(るてんこうろ)」(造語です) の世界を紹介しています。現在製作中は「朱雀の書」「玄武の書」(さわりの部分のみですが)「龍の書」(リメイク予定掲載未定)

舞台は守護神であり最高神である(創造神と破壊神の両面を持つ神)カノーヴァが創り出した世界。
主な舞台となるのは5大陸+ひとつの諸島群の、世界の柱として存在する6都市。
雰囲気としては西洋と東洋がごちゃまぜになった感じの世界です。


第一大陸
 ガザ 
別名 氷の大陸と呼ばれ、北に位置する大陸。 地球に例えるとユーラシア大陸の中国とロシアをあわせた位の大きさです。大陸のほとんどが永久凍土。 極寒の地となっています。
大陸の南側、ほんの一部の地域に関してはかろうじて作物を育てることができます。ほとんどの地域に人は住めません。
存在している国は7つ。最北端の自治都市アジェク=レイを入れると8つ。アジェク=レイは巡礼地。
この大陸の人々の主食は黒パン。くまやトナカイに似た動物の毛皮などが主な服。
第三大陸
 アヴィル 
別名 水の大陸と呼ばれ、東に位置する大陸。地球でいえば北アメリカの1.5倍くらいの 面積を有する大陸。全大陸一湖が多く、また湧き水も至るところに出没する。 比較的気候に恵まれている大地。水の大陸と言われているのはそれゆえ。 主食は米。服の素材は綿が主。
第二大陸
 ソフィア 
別名 砂漠の大陸(または金の大陸)と呼ばれ、西に位置する大陸。 地球でいえば、南アメリカ大陸とほぼ同面積。大陸の半分以上が砂漠で占められている。(砂砂漠、岩砂漠等)
水の豊富なオアシスでは集約的な農耕が行われている。雨期の氾濫を利用した小麦栽培が盛んなのは自治都市(聖都市) クレヴァール=レイだけでなく、マルス河(大陸北西を縦断する大河)周辺の国々も同様。
存在する国家は大小合わせて11。自治都市クレヴァール=レイを入れると12。
五の月ネルヴァから十の月ユニアまでは乾期。十一の月ティラナから四の月ボーアまでが雨期。 大陸南部にはわずかながら盆地が存在し、そこは高温多湿。
人々は主に麻の服を着ている。
第四大陸
 ジルヴ 
別名 森の大陸と呼ばれ、南西に位置する大陸。地球のアフリカ大陸と ほぼ同面積。褐色の肌を持つ人種が住む地域。
大陸を横断するほどの巨大な河マナウスが走るこの大陸のほとんどがジャングル─密林地帯。気候は熱帯雨林。 乾期がなく、年中雨が降る。動植物の宝庫ではあるが、同時に害虫や有害植物の宝庫でもあるため、 存在する国の数は把握しきれない。(大陸を縦断・横断した者が少ないため、調査は不正確)
植物の繊維で織った服。色鮮やかな布地が多いが、服というよりは布を身体に巻いているといった表現が適切 かもしれない。
林業従事者が多い。
ガリューファ諸島ガリューファ海域に点在する(無人島を含めた)大小100ほどの島々を総称してこう呼ぶ。 南東に位置し、世界では見ることの稀となった小さき人々(デューイ人)の住む地域として知られる。 唯一、魔を使役できる力を持つ民が小さき人々(デューイ人)。 島に住むほとんどは普通の人間。元は海賊家業をしていた集団が、島に住み着き、 海域をまとめたと言われ、全世界をまたにかけた商業地域。
移住者たる人々から、畏敬の念を向けられるデューイ人とは聖都市デューイヒル=レイに 住む民族のこと。人間より小柄で、不可思議な力を持つことから諸島の守り神として存在している。
中央大陸
 レム 
別名 豊穣の大陸と呼ばれ、中央に位置する大陸。 オーストラリア大陸の1.5倍くらいの広さ。
比較的四季がはっきりしており、総ての大陸の中心的な存在。中央に聖国家ネーディル=レイがある。 文化・歴史の中心的存在。


物語の中心となる都市は、
北のアジェク=レイ。
東のスレイ=レイ。
西のクレヴァール=レイ。
南西のテルローズ=レイ。
南東のデューイヒル=レイ。
そして中央のネーディル=レイ。

それぞれが
地獣 玄武(げんぶ)
水獣 青龍(せいりゅう)
風獣 白虎(びゃっこ)
火獣 朱雀(すざく)
精魔(せいま)
(魔でありながら人に使役される異形のモノたちのこと)
光獣 麒麟(きりん)
                        に守られている。




一の月リヨン
二の月レーア
三の月カミュ
四の月ボーア
五の月ネルヴァ
六の月ルオー
七の月モスル
八の月ムウカ
九の月マラヤ
十の月ユニア
十一の月ティラナ
十二の月タオ
十三の月オルア
十四の月イリ

季節はだいたいの目安です。その地域によっては、季節がなかったりします。
基準は中央大陸レム。
1ヶ月は25日。14ヶ月で1年となります。
1刻がだいたい2時間。12刻で1日という計算かな。


聖使(レア)について。

聖使(レア)とはカノーヴァー神を最高神として崇める カノーヴァー信仰の中心である神殿を守る最高位の神官のことをいいます。またの呼び名を聖官と言います。
世界で7人。それぞれの聖地に1人ずつ(例外が龍の聖使─候補として現在2名)がその位に就いています。
その中でも中央の聖使は大神官と呼ばれ、聖使のまとめ役となります。
聖使はそれぞれの地の守護者とされている聖獣のパートナーとして、その力を制御する役目を担います。
神事(国事式典・祭祀)の際に依代とされ、巫女の神託のようなことをしたりします。
基本的にはその強大なパワーを持つ聖獣の力を定期的に小分けにして外に放出する役割を担っています。
一般の人々にとっては信仰の対象、象徴。神の代理人。
人々は彼らに対し、畏敬の念を抱いている。


聖獣について。

破壊神の力の一部(純粋な力)を封じ込めた存在。
ずっと封じ込めたままだと力の大きさに耐えられない為、時折、ほんの少量だが力の方向性を変えて (破壊としての力ではなく救済としての力として)放出している。
本来はそれぞれの獣の姿。理性を保つ為、擬似人格を植え付けられた。
擬似人格を持つため、人の中よりパートナーを選ぶ傾向がある。
そのため、創世紀時代から続く古い血筋の、聖獣を御す不可思議な力を身に宿す5家がパートナーを 務めることになる。


聖獣と聖使の関係。

聖使は永遠の伴侶として聖獣と契約を結ぶとされている。が、現実的には種を超えて子孫を残すことは 不可能であるため、形式上誓いをたてる一方で、聖使が伴侶を得、婚姻を結び、子を成すことは認められている。
理由:5家の血筋の者でしか聖獣との契約ができないため。血を絶やさないことが大前提。 必ずしも直系の子孫が聖使を継ぐわけではなく、血が薄くとも聖使に選ばれる者はいる。 (次代は身体の一部に刻印を持ち生まれてくる。額であったり、二の腕であったり、それは人によりさまざま) ただ、血が濃い方が生まれてくる確率が高いため、 一族のものが数多く存在しても、聖使は結婚し、子を成さなければならず、独身は許されない。


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