土地家屋調査士は不動産表示登記の専門家
登記の種類には?
表示登記(土地家屋調査士の仕事)と、権利の登記(司法書士の仕事)があります。
表示登記とは?
土地・建物の所在・面積・種類など物理的事実を公の帳簿(登記簿)に記載するため
の登記のことです。
権利の登記とは?
土地・建物の所有権(誰のものか)・抵当権などを公の帳簿(登記簿)に記載するため
の登記のことです。
表示登記が必要なわけ?
建物に所有権・抵当権設定の登記をする前に、建物の登記簿がないと所有権・抵当権
設定の登記ができません。最初に建物の登記簿が作成されるのが建物表題登記です。
土地家屋調査士は土地境界鑑定の専門家
土地境界鑑定とは?
土地の境界点(筆界点)を法務局(登記所)備え付けの地図・公図・地積測量図などの
資料により調査し、現地において決定していくことです。
土地境界確認が必要なわけ?
沖縄県の場合、法務局(登記所)備え付けの地図は約90%以上が14条地図
(旧17条地図)として完備されていますが、地図作成当時の測量の精度は今と比べて
よかったとはいえず、実際に地図により現地復元してみると、ズレが大きいことが多々
あります。そのために、隣接所有者と立会をし境界確認作業が必要になります。