クラカン雑談

オーディションのための6つの小品(J.M.ドゥファイ)
Six Pieces D'audition pour quatre clarinettes en Si♭/Jean-Michel Defaye

 J.M.ドゥファイはフランスの作曲家で、この作品もいかにもフランスらしく(あくまで個人的主観)繊細で色彩感あふれるものとなっている。
 構成はタイトルのとおり6つの部分に分かれているが、各部分にサブタイトルはない。Bクラ4本の編成であるが、全体的にベルトーン的な音の重なりを駆使して非常に演奏効果の高い仕上がりとなっている。
出版社    ALPHONSE LEDUC
演奏時間   T 2’
         U 3’15”
         V 1’45”
         W 3’
         X 2’30”
         Y 3’

吹いていた頃を思い出して・・


Tの出だしのフレーズが面白いんじゃない。全員のユニゾンから始まり途中でベルトーン的に音が分かれていく感じとか。」

「コンクールの曲を探していてこの曲があがったとき、すぐこれに決まったよね。『あ、これいいんじゃないの
』って。」

あちこちで出てくる臨時記号いっぱいのスケール、あれ辛いよね。あまり慣れない指使いのパッセージが多くて。私の短い小指がつりそう・・。」

やっぱVの頭が印象的だと思う。16分音符3つのリズムが1stから順にエコーのように吹くやつ。やっぱりあれ
やめて〜やめて〜やめて〜やめて〜」って聞こえるよね(なんじゃそりゃ)。」

でも各パート休みも適度にあって、その割には演奏効果高いよね。

譜面ヅラは『え、これ面白いの?』って感じの、割と8分音符の多い楽譜だけど、吹いてみたら今までにない雰囲気の曲でしたね。前の演奏ではカットが多かったので、いつかフルで演奏してみたいですね。



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