「何だよー、このタンギング。」
「き、キツイ・・。」
「アータタタタタタタ!!!」
「『北斗の拳』状態。」
「それに、これどこで休むの?」
「く、くきあいあい(口が痛い)」
「途中のモデラートとか静かに怪しげな雰囲気で吹きたいけど、口が休めない上にリードが唾だらけで、低音がスカスカスカスカいっちゃうんですけど。」
「エンディングもこれで終わりなのかどうなのかよく分からない感じだし。」
「よく分からないと言えば、この前の練習で中学生の前で吹いたじゃん。今までなら『すごーい』とか何とか言うのに、今回のリアクション見た?無言で固まってたよ。」
「どう言ったらいいのか分からないって感じだったね。」
「と言うことは、審査員もどう評価したら分からないってこと?」
「よっしゃ!今回は審査員を煙に巻いて『まぁいいかっ』って気にさせて金賞もらう作戦に出よう!」
「アハハ、そりゃいいかも。」
(ホントにそうなりました・・・)
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