クラカン雑談

兜率の憂い(磯崎敦博)
Brahman's Melancholy/A.Isozaki

 磯崎氏は吹奏楽や、管楽器を中心とするアンサンブルの作曲・編曲者として活躍中で、特に専門であるクラリネットのアンサンブルではオリジナル、アレンジもの共に量・質が充実している。その斬新な和音による作品は、国内外に高い評価を受けている。
 この曲の「兜率」は兜率天こと帝釈天が君臨する世界をいう。帝釈天とは仏教界において仏法を守る神のことである。曲は緩−急−緩−急の4つの部分から構成されており、それぞれにタイトルをつけるなら、対話、闘争、問答、存在といえると作曲者は述べている。作曲者のもつ独特な感性が随所に表れており楽器の個性を十分に生かした作品といえる。


出版社    東芝EMI  8’24”

楽譜を見て・・


「楽譜が読めない・・。」

「タイトルの漢字もね。」

「トソツでしょ。」

「でもホントすごい楽譜ですよね。特に前半の部分は。」

「各パートがどういうふうにからんでいるのか一見わからないよね。どうやってほぐしていったらいいのか最初は悩んだなー。」

「途中でタンキングはきつくなるし、リズム合わせるの難しいし、休みはないし。」

「九州大会では、演奏ボロボロだったですね。予想通り講評ではメタクソ書かれるし。『あーそーさ、そのとーりさ!』って感じだったですね。」

「でもその分演奏効果は高い曲だと思いますね。B♭管4本だけなのに複雑な色彩感があると思います。」

「ラストのスケールは指の難易度以上に難しく聞こえるね。」


「で、『兜率』ってなんだっけ?」

「ブヒー!ギャー!」

「それは『屠殺』でしょ。」

「でも最初聞いたとき、高音の跳躍音、ホラ、例の不協和音のキャーとかギャーとかいうところ、まさにソレに聞こえなかった?」

「そりゃ、そうだけど・・・」



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