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映画雑文えんぴつ
バンディッツ
BANDITS
監督■バリー・レヴィンソン
脚本■ハーレイ・ペイトン
出演■ブルース・ウィリス/ビリー・ボブ・ソーントン/ケイト・ブランシェット
2001 アメリカ 124分
http://www.foxjapan.com/movies/bandits/(オフィシャル・Japanese)
http://www.mgm.com/bandits/(オフィシャル・English)


面白い!
いつもは見てるだけでイラつくブルース・ウィリスを許してあげられたし、不覚にもビリー・ボブ・ソーントンにクラッときてしまいました。(あ・・・私には夫がぁ・・)

ビリー・ボブはカメレオン以上に変態俳優だ。(あ、姿を変えるという意味です。誤解無きよう)
いくつか出演作を見たけれど作品ごとに顔つきや体型まで違って見える。いや、実際同一人物とは思えないほどにね。ロバート・デ・ニーロやトム・ハンクス、ラッセル・クロウ等の体重を増減させたり髪の毛を抜いたり染めたりというアプローチとは違う、彼独特の演技へのこだわりを感じるのだ。「シンプル・プラン」(1998、サム・ライミ監督)での彼は鳥肌が立つほどの存在感だった。役になりきっているというか、役がのりうつったというか・・・。

「この人の素(す)の顔ってどんなんだろう?」

と思っていたところへ本作品。
病気オタクで神経症のさえない男が一人の女性にゾッコン! これだけは譲れないと彼女への気持ちを臆面もなくさらけ出し、自分のことを「クールで知的」と甘いレモン的アピール全開。ぬけがけさえもしてしまう。恋に不器用だからこそ精一杯誠実でありたいと願うように、愛に一生懸命な人って好きだなぁ。

・・・とそれは役の上での話なんだけど、その役を演じている彼にホレてしまった。おそらくこれが等身大の彼に一番近いんじゃないだろうか(オタクって部分を除いて)とか、奥様アンジェリーナ・ジョリーへも直球勝負だったのかな?と思ってしまう。

一部世間を「なんでー?」と驚かせた松嶋菜々子と反町隆史の結婚。記者会見で松嶋菜々子は「彼はまっすぐ気持ちをぶつけてくれて・・・」(みたいな内容)と言っていたような。小細工せずに回りくどくなく押して押して押しまくられると女の情はグラッと傾くものなのね・・・。まあ、それも押されてもまんざらじゃない相手だったら言えることで、一歩間違えればストーカーかいな。

ととっ。よほど映画の感想とは言えない感想ですが、もうこれはビリー・ボブに尽きる!ということで。


2002.2.11

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