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CINEMAネコBOARD

ホワイトボードに気楽にメモするように、覚え書き程度の書き込みです。
ネタが熟成すれば鑑賞レポートとして映画雑文 えんぴつ へ。

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シュレック(吹き替え版)
2001 アメリカ 90分
SHREK
監督:アンドリュー・アダムソン/ヴィッキー・ジェンソン
原作:ウィリアム・ステイグ
脚本:テッド・エリオット/テリー・ロッシオジョー・スティルマン/ロジャー・S・H・シュルマン
声の出演:浜田雅功(マイク・マイヤーズ)/山寺宏一(エディ・マーフィ)/藤原紀香(キャメロン・ディアス)/伊武雅刀(ジョン・リスゴー)


http://www.shrek.jp/(オフィシャル・Japanese)

http://www.shrek.com/(オフィシャル・English)

2001年の大晦日に家族揃って観てきました。それも、私は無料サービス券、夫はメンズデーの割引、娘は幼児料金と、親子三人合わせて\1,700で鑑賞できたというリーズナブルさに感激〜。・・・良い年越しでした。

さて映画。
浜ちゃんの関西弁のシュレックは思いのほかウケました。今年はATOKも関西弁変換が実現ということで、関西の方々にとっては楽しい話題・嬉しい話題が続きますね。

ドンキーは、やーっぱりエディ・マーフィで聞いてみたいわぁ、と思わせる超お喋りぶり。レンタル開始になったら、早速チェックせずにはいられません〜。

娘は火を噴くドラゴンに「こわいー」と私に抱きついたり、「そとへ でるー」などと困らせたりしましたが、フィオナ姫の登場でやっとご機嫌回復。ホッ。

娘じゃないけど、私もフィオナ姫を救出後の2人+1頭の旅の部分が一番面白かったです。換言するれば、姫のいない序盤は少々物足りないというか・・・。シュレックとフィオナ姫がお互いに、あ〜んな風船を作りっこするシーンの、なんと微笑ましいこと。(え?どんな風船かは見てのお楽しみネ。)

ラストもニンマリね。
好感度ナンバーワンのお姫様でした♪


ラッシュアワー2
2001 アメリカ 90分
RUSH HOUR 2
監督:ブレット・ラトナー
脚本:ジェフ・ナサンソン
出演:ジャッキー・チェン/クリス・タッカー/ロセリン・サンチェス/ドン・チードル/ジョン・ローン/チャン・ツィイー


http://www.rushhour2.net/intro.html
(オフィシャル・Japanese)
http://www.rushhour2.com/intro.html
(オフィシャル・English)

家族連れでにぎわう土曜日のシネコン。売店で前に並んでいた小学生と思しき男の子の手には「ラッシュアワー2」のチケットが。あぁ、この子が「女を選べ」なんてギャグにどう反応するのかと思うと、「ブリジット・ジョーンズの日記」よりもこっちをR-15にしてほしいくらい。

「ラッシュアワー」シリーズの一連のギャグはカルチャー・ギャップ。おバカ映画ならそれとしての市民権があろうかと思うが、ここではただ下品なだけ。「シャンハイ・ヌーン」での東洋人ネタ、マイノリティ・ネタに辟易しハリウッド版ジャッキー作品とは手を切ったはずなのに、今回また同じ思いをしてしまった。今度は風俗ネタで笑い飛ばす。監督の趣味なのか、脚本家の趣味なのか、プロデューサーの趣味なのか、ハリウッドのこういうギャグは気分が悪い。

それから、チャン・ツィイー。誰がこんな彼女を想像しただろうかぁぁぁぁぁ・・・。

足を蹴り上げる姿は美しかったが、「どうして彼女がこの映画に出ているのだろう?」という思いが最後まで、いや、最後に思いっきり「?」マークを心に刻みつける結末だった。見せ場の一つである女性シークレット・サービスとの対決は、「グリーン・デスティニー」でのヨー姉さんとの一戦の足元にも及ばない。

アクションに関してはジャッキーが仕切っているのだろうが、なぜツィイーとの絡みがない?それにしてもハリウッドでの扱いはそうなのだと、しかと見て取れた。
香港映画にカムバーック、ジャッキ〜。


ドラキュリア
2000 アメリカ 98分
DRACULA 2000
監督:パトリック・ルシェール
原案:パトリック・ルシェール/ジョエル・ソワソン
脚本:ジョエル・ソワソン
出演:ジェラード・バトラー/クリストファー・プラマー/ジョニー・リー・ミラー/ジャスティン・ワデル


http://www.asmik-ace.com/Draculea/
(オフィシャル・Japanese)

http://www.thefilmfactory.co.uk/dracula2000/
(オフィシャル・English)

題名から吸血鬼の話というのが分かるだけで、 予告編も見たことがなくて、ほとんど予備知識がゼロでしたが、クリストファー・プラマー(トラップ大佐〜)が出ていたとは!
これはラッキーでした。

ドラキュラ誕生に関する新しい解釈としては興味深かったけど、ストーリー展開としては凡々なので 、プラマーがいなかったら、ずっと座っていられなかったかも。
「インサイダー」の時も良かったですし、これからもっと活躍して欲しい俳優さんです。

ドラキュラが実は○×△□だったとか(想像してちょ!)、特に、注射器でヒルから血を吸い取って自分の腕に注射するなんて場面は凄い!それがプラマーだから、とても鬼気迫るものがあった。だからこそ、彼の最期はもっと劇的であって欲しかったな。人間を襲わず、ヒルまで使って生きながらえてきた吸血鬼なんだから。


ブレイジング・パーク
1996 ドイツ 93分
ADRENALIN
監督:ドミニク・オセニン=ジラール
出演:ティル・シュヴァイガー/ジーノ・レクナー


DVDジャケットワンシーン

「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」以前のティル・シュヴァイガー主演作品。なので、若干初々しさが漂う。やっぱ主役でた〜っぷり画面で拝めるというのはいいな〜。
(すみません。タイプなもので・・・)

・・・ということでシュヴァイガーは勿論良いのですが、敵役である爆弾魔のジーノ・レクノーがたまらなくイイ!「シンドラーのリスト」他、映画の出演作はそれほど多くないようだけど、好きだなぁ〜彼女の雰囲気。劇中の人物設定(=屈折した母性に執着する女)も絶妙!

シュヴァイガーの娘役の女の子も抜群の存在感で◎。ストーリーやアクションは凡々なのですが、子役や悪役の女性陣の巧さでグイグイ惹きつけられた。

「ディアボリーク/悪魔の刻印」の女優さんも良かったし、ドイツは訓練された堅実な役者さんが揃っているのだと認識を新たに。

今後もドイツ映画にちゅーもーく!

あの頃ペニー・レインと
2000 アメリカ 123分
ALMOST FAMOUS
監督・製作・脚本:キャメロン・クロウ
出演:ビリー・クラダップ/フランシス・マクドーマンド/ケイト・ハドソン


http://www.spe.co.jp/movie/almostfamous/
(オフィシャル・Japanese)

http://www.almost-famous.com/
(オフィシャル・English)

登場人物の髪型やファッション、街並みの雰囲気、全編に流れる音楽etc・・・。

リアルタイムで見ていた70年代のアメリカのTV番組や当時よく聞いていたFEN、すっかりアメリカナイズされた復帰前後の沖縄で子供心に感じていたアメリカという国の幻想等々、画面から溢れ出る情報一つ一つが、私を“私のあの頃”へ誘うキーワードとなって、「そうそう、こんなんだった。懐かしいなぁ〜。」と感慨しきり。

サイモン&ガーファンクルのLP盤!で不良の烙印を押されるなんて、涙がチョチョギレるじゃあ、あーりませんか!
もうツボにハマりまくりです。

そう、それだけで私にとってポイントの高い作品なのであります。

懐かしさが売りの作品ではない。当時を共有できる観客だけに共感を求めているのでもない。例えば30年後、マドンナやマライヤに象徴される“あの頃”など存在しないだろう。若者が渇き切る前、あまりに多様化・細分化する音楽シーン以前の70年代だからこそ成立する題材だと思う。

また、架空のロックバンドを仕立て上げてさえ、これだけ時代を彷彿させることができるのだ。熱いよなぁ、みんな。

ケイト・ハドソンは、やはりというべきか、サラブレッドの血は争えないという存在感。これは演技力云々というよりは血!だね、血!(と思いたい・・・)
主人公のママ役フランシス・マクドーマンドとダブルでアカデミー賞助演女優賞に、なるほど納得のノミネート。

ムーラン・ルージュ
2001 アメリカ 128分
MOULIN ROUGE
監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン/クレイグ・ピアース
出演:ニコール・キッドマン/ユアン・マクレガー


http://www.clubmoulinrouge.com/
(オフィシャル・English)
http://www.foxjapan.com/movies/moulinrouge/
(オフィシャル・Japanese)

好きです、こういう映画。サントラも買っちまいました。
ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」でやったようなCGへのお金のかけ方は成金趣味としか思えないけど、本作のように「3Dよ〜、CGで妖精が飛んでるのよ〜」とか豪華絢爛な衣装・セットの物量作戦で見るからに「金かかってまっせ〜」という使いっぷりは逆に気持ちよかった。

映画で金かけるってこういうことだよ。うん。

ニコール・キッドマンの美貌と肌の白さにうっとり。そんでもってまるでカナリアのような愛らしい歌声と歌唱力まで持ち合わせて、神様は二物も三物も与えてしまうのね。

本作でのキッドマンは「誘う女」「アイズ・ワイド・シャット」で見せたようなしたたかさ、キワドイ面はちらとも感じさせず、あくまで可憐で、自分の心を必死で抱きしめているような健気さにあふれていた。

すべてのミュージカル映画にとって「サウンド・オブ・ミュージック」はその原点なんだなと感じました。「サウンド〜」ネタでイスから落ちそうだったもんね。もちろん可笑しすぎて。

笑って涙、切なくて涙、音楽ノリノリの華麗な一編。もう何度でも観たいですね。


誰かに見られてる
1987 アメリカ 106分
SOMEONE TO WATCH OVER ME
監督:リドリー・スコット
脚本:ハワード・フランクリン
出演:トム・ベレンジャー/ミミ・ロジャース/ロレイン・ブラッコ/アンドレアス・カトスラス


ジャケット

サスペンスだと思ったら、なんとメロドラマ!
オープニングにスティングの歌声で「恋は盲目〜♪」と始まったのでイヤ〜な予感はしたのだが・・・。

よろめきドラマと知っていたなら、ゴージャスな上流階級の生活ぶりや、妻と全く異なるタイプの女性へ惹かれる男心など、「そーなのね」と堪能できたかもしれないのに・・・。サスペンスが見たかったのだぁ、ワタシは。

「サスペンスミステリー」から「ラブロマンス」の棚へ配置転換を求む。>レンタルビデオ屋さん

「金妻」シリーズを欠かさず見ていた貴方にオススメ。


ブリジット・ジョーンズの日記
2001 アメリカ+イギリス 97分
BRIDGET JONES'S DIARY
監督:シャロン・マグアイア
原作:ヘレン・フィールディング
脚本:ヘレン・フィールディング/アンドリュー・デイヴィス/リチャード・カーティス
出演:レニー・ゼルウェガー/コリン・ファース/ヒュー・グラント


http://bjd.msn.co.jp/(オフィシャル・Japanese)

http://www.miramax.com/bridgetjonesdiary/
(オフィシャル・English)

さて、この映画。R-15らしいのですが、是非是非、男性禁!もお願いしたい!

よくよく考えて、これは女性の日記です。うら若きとまでは言わないまでも、「結婚したい病」に日々うなされているレディの、時には欲求不満を爆発させたあからさまな描写が事細かに書き綴られているわけで・・・。デート前の悪戦苦闘の舞台裏など、女同士の内緒話を盗み聞きされたような気恥ずかしさ。

反面、原作・製作・監督もオール女性陣というノリが感じられた。撮影現場にいた殿方は、オネーサマ達のパワーに圧倒されたのではないだろうか?メイキングの方が興味あったりして。

前半の下ネタギャグ爆裂は、正直言って「勘弁・・・」。ところが、お尻をズームアップされたって、ラクダ色のデカパンを披露したって、ぷっくりふっくらバーニーちゃんだって、すべて許してしまうのは、レニー・ゼルウェガー、アータのおかげ!これがキャメロン嬢あたりだとどうにも下品になってしまうと思うが、レニーは嫌みなく、愛すべきブリジットを演じてくれた。(ブリジット自身にはほとんど興味ナシな私。)

ヒュー・グラントを苦手な方がご覧になったら、きっと卒倒するかもしれないほどの彼の好演が光ります。


YAMAKASI ヤマカシ
2001 フランス 91分
YAMAKASI
監督:アリエル・ゼトゥン
脚本:リュック・ベッソン/ジュリアン・セリ/フィリップ・リヨン
出演:YAMAKASI


リュック・ベッソンに見出された、パリを中心に活動するパフォーマンス集団<YAMAKASI>主演の作品。<やかましい>ではありません。<ヤマカシ>とは日本語に非ず。アフリカの言語で<超人>の意味。

アクションそのものはスタント無しCG無しのほんまものですが、いかんせん演技に関しては素人集団なので、間というか、ちょっとテンポが悪い。

ドラマにするより、ドキュメンタリー色で仕上げた方が彼等のパフォーマンスが観客に届いたのでは、と思う。印象に残ったのは、ドーベルマンとの追っかけっこ。

このテの作品がかかるとは思えないシネコンで上映されていた。これもリュック・ベッソンの名前のおかげ?
そんなに彼ってビッグ??


ディアボリーク/悪魔の刻印
1999 ドイツ 110分
DER GROSSE BAGAROZY
監督・製作・脚本:ベルント・アイヒンガー
出演:ティル・シュヴァイガー/コリンナ・ハルフォーフ


DVDは出ていなく、ビデオのみの作品。これは「ドリヴン」効果とみた!兎にも角にも、ビデオ屋に並ぶ贔屓のティル・シュヴァイガー出演作品が増えたのは嬉しい〜♪

レンタルは旧作専門の私ですが、シュヴァイガーの新作が出たとあらば居ても立ってもいられず、GO!

パッケージがかなりエロくて、これはすごい官能ホラーかと思ったけれど、なんのなんの。中身はヴェンダース作品(「ベルリン・天使の詩」など)や「バグダッド・カフェ」に通じる、ドイツ映画独特の叙情的な香り漂う悪魔映画。

換言すれば、期待するほどの?官能シーンは無い、っと。それに、ぜんぜん恐くない。

ドイツ映画ってホラーでも詩的なんですねぇ。だって、マリア・カラス(オペラ歌手)をモチーフにするんですよ。このセンスは如何にもヨーロッパ的じゃないかな?ちょっと変わった1本でした。

隠れたオススメかも。パッケージに臆することなくどうぞ手に取ってみて下さい。


理由
1995 アメリカ 102分
JUST CAUSE
監督:アーネ・グリムシャー
原作:ジョン・カッツェンバック
脚本:ジェブ・スチュアート/ピーター・ストーン
出演:ショーン・コネリー/ローレンス・フィッシュバーン/エド・ハリス


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(ジャケット)

エド・ハリス演じる死刑囚の存在が空回りしていたように思う。彼のおかげで登場人物達も観客もまんまと一杯食わされるわけだが、その種明かしの仕方に肩すかしを食らう。ちっともドラマティックでないのだ。

さらに、犯人のその“理由”の告白についても、もっと盛り上がる演出が欲しかった。

オープニングの取り調べシーン。これが本作品最大の仕掛けだと思うが、犯人が“理由”を持つことになる出来事については会話の中で述べられるだけで回想シーンが一切出てこないのは、ミステリー作品として、いささかアンフェアな感じがした。

最近はこの手の隠し球が流行っていてうんざりする。騙される快感や、謎解きの楽しみがミステリの醍醐味だと思うのだが・・・。




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