ムーラン・ルージュ |
2001 アメリカ 128分 |
MOULIN ROUGE
監督:バズ・ラーマン
脚本:バズ・ラーマン/クレイグ・ピアース
出演:ニコール・キッドマン/ユアン・マクレガー
http://www.clubmoulinrouge.com/
(オフィシャル・English)
http://www.foxjapan.com/movies/moulinrouge/
(オフィシャル・Japanese)
好きです、こういう映画。サントラも買っちまいました。
ジェームズ・キャメロンが「タイタニック」でやったようなCGへのお金のかけ方は成金趣味としか思えないけど、本作のように「3Dよ〜、CGで妖精が飛んでるのよ〜」とか豪華絢爛な衣装・セットの物量作戦で見るからに「金かかってまっせ〜」という使いっぷりは逆に気持ちよかった。
映画で金かけるってこういうことだよ。うん。
ニコール・キッドマンの美貌と肌の白さにうっとり。そんでもってまるでカナリアのような愛らしい歌声と歌唱力まで持ち合わせて、神様は二物も三物も与えてしまうのね。
本作でのキッドマンは「誘う女」や「アイズ・ワイド・シャット」で見せたようなしたたかさ、キワドイ面はちらとも感じさせず、あくまで可憐で、自分の心を必死で抱きしめているような健気さにあふれていた。
すべてのミュージカル映画にとって「サウンド・オブ・ミュージック」はその原点なんだなと感じました。「サウンド〜」ネタでイスから落ちそうだったもんね。もちろん可笑しすぎて。
笑って涙、切なくて涙、音楽ノリノリの華麗な一編。もう何度でも観たいですね。
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誰かに見られてる |
1987 アメリカ 106分 |
SOMEONE TO WATCH OVER ME
監督:リドリー・スコット
脚本:ハワード・フランクリン
出演:トム・ベレンジャー/ミミ・ロジャース/ロレイン・ブラッコ/アンドレアス・カトスラス
ジャケット
サスペンスだと思ったら、なんとメロドラマ!
オープニングにスティングの歌声で「恋は盲目〜♪」と始まったのでイヤ〜な予感はしたのだが・・・。
よろめきドラマと知っていたなら、ゴージャスな上流階級の生活ぶりや、妻と全く異なるタイプの女性へ惹かれる男心など、「そーなのね」と堪能できたかもしれないのに・・・。サスペンスが見たかったのだぁ、ワタシは。
「サスペンスミステリー」から「ラブロマンス」の棚へ配置転換を求む。>レンタルビデオ屋さん
「金妻」シリーズを欠かさず見ていた貴方にオススメ。
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ブリジット・ジョーンズの日記 |
2001 アメリカ+イギリス 97分 |
BRIDGET JONES'S DIARY
監督:シャロン・マグアイア
原作:ヘレン・フィールディング
脚本:ヘレン・フィールディング/アンドリュー・デイヴィス/リチャード・カーティス
出演:レニー・ゼルウェガー/コリン・ファース/ヒュー・グラント
http://bjd.msn.co.jp/(オフィシャル・Japanese)
http://www.miramax.com/bridgetjonesdiary/
(オフィシャル・English)
さて、この映画。R-15らしいのですが、是非是非、男性禁!もお願いしたい!
よくよく考えて、これは女性の日記です。うら若きとまでは言わないまでも、「結婚したい病」に日々うなされているレディの、時には欲求不満を爆発させたあからさまな描写が事細かに書き綴られているわけで・・・。デート前の悪戦苦闘の舞台裏など、女同士の内緒話を盗み聞きされたような気恥ずかしさ。
反面、原作・製作・監督もオール女性陣というノリが感じられた。撮影現場にいた殿方は、オネーサマ達のパワーに圧倒されたのではないだろうか?メイキングの方が興味あったりして。
前半の下ネタギャグ爆裂は、正直言って「勘弁・・・」。ところが、お尻をズームアップされたって、ラクダ色のデカパンを披露したって、ぷっくりふっくらバーニーちゃんだって、すべて許してしまうのは、レニー・ゼルウェガー、アータのおかげ!これがキャメロン嬢あたりだとどうにも下品になってしまうと思うが、レニーは嫌みなく、愛すべきブリジットを演じてくれた。(ブリジット自身にはほとんど興味ナシな私。)
ヒュー・グラントを苦手な方がご覧になったら、きっと卒倒するかもしれないほどの彼の好演が光ります。
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YAMAKASI ヤマカシ |
2001 フランス 91分 |
YAMAKASI
監督:アリエル・ゼトゥン
脚本:リュック・ベッソン/ジュリアン・セリ/フィリップ・リヨン
出演:YAMAKASI
リュック・ベッソンに見出された、パリを中心に活動するパフォーマンス集団<YAMAKASI>主演の作品。<やかましい>ではありません。<ヤマカシ>とは日本語に非ず。アフリカの言語で<超人>の意味。
アクションそのものはスタント無しCG無しのほんまものですが、いかんせん演技に関しては素人集団なので、間というか、ちょっとテンポが悪い。
ドラマにするより、ドキュメンタリー色で仕上げた方が彼等のパフォーマンスが観客に届いたのでは、と思う。印象に残ったのは、ドーベルマンとの追っかけっこ。
このテの作品がかかるとは思えないシネコンで上映されていた。これもリュック・ベッソンの名前のおかげ?
そんなに彼ってビッグ??
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ディアボリーク/悪魔の刻印 |
1999 ドイツ 110分 |
DER GROSSE BAGAROZY
監督・製作・脚本:ベルント・アイヒンガー
出演:ティル・シュヴァイガー/コリンナ・ハルフォーフ
DVDは出ていなく、ビデオのみの作品。これは「ドリヴン」効果とみた!兎にも角にも、ビデオ屋に並ぶ贔屓のティル・シュヴァイガー出演作品が増えたのは嬉しい〜♪
レンタルは旧作専門の私ですが、シュヴァイガーの新作が出たとあらば居ても立ってもいられず、GO!
パッケージがかなりエロくて、これはすごい官能ホラーかと思ったけれど、なんのなんの。中身はヴェンダース作品(「ベルリン・天使の詩」など)や「バグダッド・カフェ」に通じる、ドイツ映画独特の叙情的な香り漂う悪魔映画。
換言すれば、期待するほどの?官能シーンは無い、っと。それに、ぜんぜん恐くない。
ドイツ映画ってホラーでも詩的なんですねぇ。だって、マリア・カラス(オペラ歌手)をモチーフにするんですよ。このセンスは如何にもヨーロッパ的じゃないかな?ちょっと変わった1本でした。
隠れたオススメかも。パッケージに臆することなくどうぞ手に取ってみて下さい。
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理由 |
1995 アメリカ 102分 |
JUST CAUSE
監督:アーネ・グリムシャー
原作:ジョン・カッツェンバック
脚本:ジェブ・スチュアート/ピーター・ストーン
出演:ショーン・コネリー/ローレンス・フィッシュバーン/エド・ハリス
http://us.imdb.com/ImageView?u=
http%3A//images.amazon.com/images/
P/0790740796.01.LZZZZZZZ.jpg(ジャケット)
エド・ハリス演じる死刑囚の存在が空回りしていたように思う。彼のおかげで登場人物達も観客もまんまと一杯食わされるわけだが、その種明かしの仕方に肩すかしを食らう。ちっともドラマティックでないのだ。
さらに、犯人のその“理由”の告白についても、もっと盛り上がる演出が欲しかった。
オープニングの取り調べシーン。これが本作品最大の仕掛けだと思うが、犯人が“理由”を持つことになる出来事については会話の中で述べられるだけで回想シーンが一切出てこないのは、ミステリー作品として、いささかアンフェアな感じがした。
最近はこの手の隠し球が流行っていてうんざりする。騙される快感や、謎解きの楽しみがミステリの醍醐味だと思うのだが・・・。
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