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沖縄に学ぶ 成功の法則 2006年企画出版 沖縄スタイル |
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沖縄の オンリーワン企業② 2001年企画出版 ボーダーインク |
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沖縄の オンリーワン企業 1999年企画出版 ボーダーインク |
店内レイアウトが売上に影響を与えます。
「たかが店内レイアウト、されど店内レイアウト」です。琴線の法則を知っている人は、店内レイアウトの本質を、知っています。
琴線の法則で、「視線の法則」というのがあります。
お客さんの視線(目線)は、お客さんの興味です。視線の軌跡が、「動線」になるわけです。
店舗を設計する時に、よく「動線」と言われますが、視線の法則を知らなければ、「動線」がどういうものか本質が掴めません。
では、視線の法則を使って、売上を6倍に伸ばした事例を紹介しましょう。
ある観光施設の店舗オーナー(グループ)から、相談がありました。観光施設の1階フロアに、観光土産品店をやっているのですが思うように売れないというのです。
同じフロアに、狭い上に土産品店が複数混在しています。狭い店舗に品物が置かれ、それぞれレジがある状態です。足を踏み入れたとたん、「これじゃお客さんが入らないよね」と感じました。典型的なお客さんが来ない店でした。というか「来ないでくれ~~」というオーラをどんどん出ていました。
でも、観光団体客が年間数十万人入場する観光施設です。年間数十万人入場しているのに、売上は3千万円くらい。
そこで、テナントのオーナー達に、「これだけ集客する施設でしたら、2億円くらい売らないとダメですよ」「お金が埋まっているのに、もったいないですね」と言ったのです。
課題は、いろいろありましたが、すぐ出来ることで、売上が上がる提案をしたのです。
それが店内の導線と、ゾーニングです。本来は品揃え(マーチャンダイジング計画)などもキチンと考えてやるべきだったのですが。
早速、オーナー達は相談し、私が提案した動線通りに、什器の配置をかえて、レジを一本化したのです。
もちろん、視線の法則に従い、様々な指導をしました。
置いている商品はいっしょですが、すぐ売上が上がったのです。もちろん、レジを一本化していますので、人件費を抑えることも同時に実現しました。
「店内レイアウトを変えただけなのに」とオーナーたちもビックリしていましたが。
実は後日談があり、それから2年後どうなったとおもいます?
売上が1億8千万円になったのです。指導する前には、3千万円しか売り上げがなかったのですが、その6倍になった計算になります。
当時相談した、担当者はにこにこ顔でした。何より感心したのは、店舗が随分入りやすくなったこと。居心地も随分よくなりました。
琴線を知っているかどうか。
視線の法則を知っているかどうかで、6倍にもできるのです。