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 私記:父の記録 


タイトル「琉大が燃えた日」

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はじめに


この記録は、私が琉球大学在学時に経験したできごとをまとめたものである。

1956年、沖縄は軍用地問題で島中がゆれていた。その中で私を含む7名の学生が処分を受け大学を追われることになったのであるが、この事件は当時の沖縄の情況を色濃く反映したものであった。私自身にとっても、それからの生き方にかかわる大変なできごとであったことはいうまでもない。

事件の概要については、沖縄の戦後史の中で、ふれられている著書も多い。が、友人たちのすすめもあって、直接かかわった者としての記録をまとめてみることにした。

時日が経っていることもあって、資料に乏しく、記憶に危ふいところもあるから不備な点も多いと思う。ともかくこのまとめは、私の体験をもとにした「私記」である。


■INTRODUCTION■

■火種■

■決起前夜■

■燎原の火■

■矛先は琉大に■

■終局■

■あとがき■

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